今回はリラックスや集中力アップなどに使えるハーブ系のアロマオイルについてご紹介します。
日々の生活のなかで乱れがちな自律神経や心身のバランスを自然の香りで整えていきましょう。
アロマオイル(精油)とは?
アロマオイルとは、植物の花や葉、果皮、樹皮、樹脂などから抽出される、高濃度で香り高いオイルのことです。このオイルは「精油」とも呼ばれ、アロマテラピーで使用されるものです。
ハーブの香りと効果
今回はハーブ系のアロマオイルの効果をご紹介しますが、ハーブには様々な種類があり、それぞれに異なった多くの効果があります。
代表的なハーブと効能
ペパーミント
ペパーミントのスッキリとした香りには、精神的な疲労回復やストレス緩和の効果があります。気分をリフレッシュさせるとともに、集中力を高める作用があるため、仕事や勉強の効率向上に役立ちます。また、アロマスプレーにして吹き付けると消臭・抗菌対策にも使えます。
ローズマリー
ローズマリーの香りは、記憶力、集中力、注意力を高める効果があります。疲労感や無気力感のあるときに嗅ぐと気分のリフレッシュになります。また血行促進効果などがあるため、スキンケアやマッサージオイルとして希釈して使われることもあります。
ハッカ(ハッカ油)
ペパーミントと同じミントファミリーに属し、スッキリとした香りが特徴です。涼しさを感じさせてくれる香りで、暑い日のクールダウンに最適だったり、多く含まれるメントールによって鼻詰まりを和らげるのにも効果的です。
ちなみによくペパーミントと混同されますが、分類としては、和種薄荷(ニホンハッカ)、西洋薄荷 (ペパーミント)、緑薄荷(スペアミント)として分けられています。
ユーカリ
ユーカリの香りは、呼吸をスムーズにし、鼻詰まりや喉の痛みを軽減します。リラックス作用もあるため、精神的なストレスや身体の緊張を緩和するのに役立ちます。沈んだ気持ちを高めたり、不安な気持ちを落ち着かせたいときに最適です。
ラベンダー
心を落ち着かせ、深いリラックス状態を促すラベンダーの香りは、睡眠の質を高め、不安やストレスを減少させる効果があります。副交感神経を優位にしてくれるうえ、抗うつ作用もあると言われています。からだには、日焼けや肌荒れなど皮膚の炎症を鎮静し再生を早めてくれる効果もあります。また、コットンに含ませてタンスに入れることで衣類の防虫にも効果があります。
レモングラス
明るく爽やかなレモングラスの香りは、気分をリフレッシュし、精神的な疲れをリセットします。また、アロマスプレーにして使用することで、生ごみや部屋干し臭など、ニオイの気になるところを消臭できます。また、無視が嫌がるシトラールという成分を多く含んでいるので、虫よけ対策として使うこともおすすめです。
シーン別のアロマオイルの使い方
1. 自宅でのリラクゼーション(アロマディフューザー)
自宅ではリラックスタイムではアロマディフューザーを使用することで、部屋全体を包み込むような香りで心地よい空間を作ることができます。
ディフューザーに水と選んだ精油を数滴垂らし、部屋に均一に香りを広げましょう。
夜間にはリラックスを促すオイルを使い、昼間には集中力や活力を高めるオイルを選ぶと良いでしょう。
2. 通勤・通学(ペンダントなどのアロマアクセサリー)
外出先でも、アロマオイルの効果を得られることをご存知でしょうか。
アロマアクセサリー(ペンダント型やブレスレット型など)を使用すれば、
移動中や仕事場でも好きな香りを身近に感じられます。
使用方法としては、アロマペンダントなどに精油を数滴たらし、身に着けるだけです。
これで、一日中お気に入りの香りが楽しめ、通勤や通学中のストレス軽減にもつながります。
3. ヨガ/瞑想/運動(アロマランプ)
ヨガや瞑想時にはアロマランプを使ってみるといいでしょう。
アロマランプに水と精油を数滴加え、火を灯せば、静かな瞑想やリラックスしたヨガの練習、
または活発な運動の際に、自然と呼吸もしやすくなり心身のバランスを整えるのに役立ちます。
アロマオイルを取り扱う際の注意点
アロマオイルを取り扱う際には注意しておくべきポイントがあります。
まず、肌に直接つける場合は100%天然素材のものを選ぶことが重要です。
合成成分が含まれていると肌に刺激を与え、炎症やかぶれが発生する可能性があります。
使用前に必ず注意書きをよく読むように心がけましょう。
自分が心安らぐ香りを選ぼう
最後に、アロマオイルを選ぶ際は、自分が心安らぐ香りを選ぶことが重要です。
一般的に「睡眠時にはラベンダーが良い」などとされていますが、香りにも好みがあります。
香りは感情や記憶に直接作用するため、自分にとって心地よいものを選びましょう。
様々な種類の中から、あなたに最適なアロマオイルを見つけるのもひとつの楽しみです。
心のバランスを整える手助けになればうれしいです。
心身ともに健全な毎日を過ごしていきましょう。