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HSPとは?
HSP(Highly Sensitive Person、高度に敏感な人)とは、
心理学者エレイン・アーロン(Elaine N. Aron)によって提唱された概念で、
他人の感情や環境の変化に対して非常に敏感に反応する性格傾向を持つ人々を指します。
HSPは、感受性が高く、細かいことにも気づきやすいという特徴を持ち、
日常生活や人間関係においてその敏感さが影響を及ぼすことが多いです。
HSPの特徴は?
HSPに当てはまる特徴として以下の20個が挙げられます。
- 他人の気持ちに共感しやすい。
- 騒音や強い光に敏感。
- 深く考える傾向がある。
- 一度に多くのことをするとストレスを感じやすい。
- 細かいディテールに気づきやすい。
- 人混みや騒がしい場所が苦手。
- 他人の評価に敏感。
- 強い感情を持ちやすい。
- 一人の時間を大切にする。
- 直感が鋭い。
- 変化に対して抵抗を感じやすい。
- 他人の機嫌や感情を察知しやすい。
- 芸術や自然の美しさに感動しやすい。
- ストレスに弱い。
- 他人の期待に応えようとしがち。
- 身体的な不快感に敏感。
- 予期しない状況に弱い。
- 深く感情的に関わる傾向がある。
- 感覚過敏(味覚、嗅覚、触覚など)。
- 小さなミスや失敗に対して過度に反応する。
上記のうち、12個以上当てはまる場合、HSPである可能性が高いと言われています。
自分がHSPかもと思ったら
HSPは病気や障害ではなく、医療的な診断名でもありません。
性格的な傾向を示すものであり、焦る必要はありません。
まずは自分のHSP的な性質を理解し、
その特性を活かす方法やHSPが生きやすくなるための情報発信を参考にすることが役に立つでしょう。
HSPには種類がある
HSPには実は種類があり、主に以下の4つの分類があると言われています。
- HSP(Highly Sensitive Person)
- 敏感であり、感受性が強く、環境や他人の感情に対して敏感で内向的である。
- HSE(Highly Sensitive Extrovert)
- 敏感でありながらも外向的な性格。社交的で人と関わることが好きだが、感情や環境に敏感。
- HSS型HSP(High Sensation Seeking HSP)
- 刺激を求める一方で敏感な性格。新しい経験や冒険を楽しむが、同時に感覚過敏でストレスを感じやすい。
- HSS型HSE(High Sensation Seeking Extrovert)
- 外向的であり、新しい刺激や経験を求める。社交的で冒険心が強いが、環境や感情に敏感に反応する。
すごく簡単にまとめると、
- 「HSP」は、1人で家で過ごすのが好き
- 「HSE」は、仲のいい友達と過ごすのが好き
- 「HSS型HSP」は、1人で海外旅行や新しい場所に行くのが好き
- 「HSS型HSE」は、イベントやパーティなど、大勢の人と集まって過ごすのが好き
といった感じです。
まとめ
あなたはHSPの特徴に当てはまっていましたか?
何度も言いますが、HSPは病気や診断名ではありません。あくまで性格的な傾向の話なので、
過度に自分をHSPとラベリングしてそのカテゴリに閉じ込める必要はありません。
ただし、当てはまる特徴が多いのであれば、
ライフスタイルや適職などに関する情報は自分に合ったものを参考にすることで、
あなたが生きやすくなる可能性は高くなると思います。
まずは自分自身を理解し、その特性を活かす方法を見つけていきましょう。