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60点を目指せばいい。ゼロヒャク思考や二分思考から脱出しよう

実は割と多くの人が0か100か成功か失敗かという思考で物事を判断してしまっています。

このような思考はストレスを増やす原因になることの方が多く、

あまりメンタルにいい考え方とはいえません。

目次

極端な考え方してませんか?

成功でなければ失敗、100点以外は0点と同じというような考え方で生きている人はいませんか?

日常生活や仕事の中で、物事を0か100か、良いか悪いかで判断していないでしょうか。

現実は複雑で、0か100かの間には多くの段階がありますよね。

世の中そんなに大成功もしないし、大失敗もしない

人生において、100点の大成功を経験することはあまりありません。

多くの場合、私たちは目標に向かって努力し、その結果が80点や90点であったりします。

それでも、その結果は十分に素晴らしいものであり、自分を誇りに思うべきです。

0点の大失敗もほぼない

また、0点の大失敗もほとんどありません。

たとえ失敗したと感じても、それは完全な失敗ではなく、

20点や30点などの成果があるものです。

その努力や経験は、次の挑戦に向けての貴重な学びとなることだってあります。

あえて点数をつけるなら、60点とか70点なことは多い

日常生活の多くの出来事に点数をつけるなら、60点とか70点であることが多いでしょう。

一生懸命仕事を頑張ったけど、ちょこちょこ上手くいかないこともあって、60点くらいかなと思ったり

大変なことが多かった日でも、偶然キレイな夕焼けが見れたらちょっとマシに感じることもあるはずです。

そんな日々を平均して、あえて点数をつけるのだとしたら、

だいたい6~70点くらいになるんじゃないでしょうか。

そう考えると決して悪いことではないですよね。

ゼロヒャク思考がネガティブ思考になりやすい理由

ゼロヒャク思考や二分思考、成功か失敗かといった考え方は、

なんでも反射的にネガティブに考える方向に傾きやすいです。

ゼロヒャク思考の人の考え方の特徴

ゼロヒャク思考の人は、物事を極端な物差しで判断しがちです。

成功か失敗か、〇か×か、良いか悪いか、稼げるか稼げないか、意味があるかないか、

例えるなら0cmと100cmしか書いてない定規をもってるようなものです。

大成功以外は全て失敗になってしまう

この思考パターンでは、100点の大成功を達成できなければ、すべてが失敗とみなされてしまいます。

しかし、100点の大成功などほとんどありえないのに、100点以外がすべて失敗になるなら、

人生はほとんど失敗や悪い事だらけになってしまいます。

その結果、自己評価が低くなり、ネガティブな思考に陥りやすくなります。

そんなに極端じゃないよ、という人でも、

プレゼンで一か所詰まってしまった、などの一つの失敗を気にして引きずってしまい、

アレがあったから今日の仕事はうまくいかなかった、嫌な日だ、と考えてしまってないでしょうか。

本当はそれまでの準備や他の業務がスムーズに進み、80点くらいあるのに、

100点じゃないから失敗のような考え方になってしまっているかもしれません。

二分思考は簡単

極端な考え方というのは、結論を出すのが簡単なので、

無意識に、そして反射的に考えてしまいやすいのです。

また、大人になればなるほど、何かに結論を出したがります。

結論を出すことで、何かわかった気になるからです。

白黒はっきりさせることで、物事を簡単に理解しようとするのです。

しかし、現実はそんなに単純ではなく、多くのグラデーションゾーンが存在します。

ある意味では、その細かな事柄に目を向けることを投げ出しているのかもしれません。

日本の教育の影響もある

正直にいって、日本の教育スタイルがこの考え方を助長している部分があるのではと思っています。

日本の教育では、〇か×か、正解か不正解かだけの問題やテストが多いです。

一方、海外では論述形式の問題や、プレゼンテーションと質疑応答が試験になっているケースもあります。

例えば、アメリカやイギリスの教育システムでは、学生に論理的に考え、自分の意見を表現する力が求められます。

「どういう思考のプロセスがあったのか」「なぜそのように考えたのか」が大切にされている教育は、

物事をよく観察し、自分の意見や主張を整理して考える習慣が身に付きます。

しかし日本の教育では、合ってるか間違ってるか、それだけで判断されることがほとんどというのを

皆さんも実体験として経験していますよね。

これはある意味、形だけにとらわれていて、中身や本質を気にしていないようにも受け止められます。

だんだんと私立などでディベートやプレゼンテーションの授業や試験が取り入れだされているらしいですが、

昔から根付いている教育スタイルは冒頭で書いたようなものが多いですよね。

実際社会がそういった教育を受けてきた人たちが回しているため、

私たち自身にとってもこの教育や経験が、いまの考え方を根強く支えていると思います。

極端な思考に気付いて立ち止まる

自分が「極端な考え方をしているな」と感じたら、一度立ち止まって考えてみましょう。

うまくいくこともあるし、いかないこともある。

だいたい60点くらいでOKだと考えて、その辺を目指そうとすれば、

ある程度のトラブルも許容でいき、何かをやり終えたときには達成感も感じられます。

大事なのは、完璧を求めず、自分に対して優しくなることです。

その結果、ストレスが減り、より楽しく充実した生活を送ることができるでしょう。

ゼロヒャク思考や二分思考から脱出し、もっと柔軟な考え方を身につけることで、心の健康を保ちましょう。

60点を目指すことで、よりバランスの取れた人生を送ることができます。

お読みいただき、ありがとうございました。

まとめ

めざせ、60点!

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